自社サービスのLPを作ろうと決めたとき、最初に考えたのはどこまでAIに任せられるかでした。
コーディングはこれまでも進めてきましたが、今回は少し違うアプローチにしました。まず自分でサービス内容を整理して、構成を考えて、伝え方をどうするか、そこをAIと壁打ちしながら固めていく形です。
そして、初稿で思っていたよりずっとクオリティの高いものが出てきのは驚きました…!
と同時に、「ここは自分が考えないと進まない」という境界線も見えてきましたので、1ずつ紹介していきます。
この記事のまとめ
- AIは構成・コピーの70%を返してくれる。残り30%が自分の仕事
- 一人で詰まっていた時間が、壁打ちで大幅に短くなった
- 画像生成は参照画像を先に見せてから指示すると精度が上がる
きっかけは「自分で全部やろうとしない」という切り替え
これまでのLP制作は、コーディングから始めることが多かったです。デザインを決めて、HTMLを書いて、CSSを調整して、という流れですね。
ですが、今回は先にコンテンツを固めようと思いました。
サービスの内容を整理して、誰に向けて何を伝えるかを決めてから、LP全体の構成を組む順番です。
そもそもこの「構成から入る」という進め方自体も、AIとの壁打ちで決めて進めていきました。
そして壁打ちを続けていく中で、
方向性はあっている、伝えたいことも大体入っている、でも「自分が言いたいこと」とはどこか少しずれている、と感じました。
このとき、AIは70%くらいの完成度のものを返すと自分の中で線引ができたのです。
この乖離は、最初は「AIがまだわかっていないからか」と思っていましたが、そのずれの正体は自分の中でまだ言語化しきれていない部分でした。
ただAIが70%の案を出してくれたことによって「ここは違う」「こういう言い方の方が近い」という感覚でしか伝えられない残り30%部分が初めて出てきたのです。
自分一人だと真っ白なところから考えないといけない部分が、たたき台があることで判断に切り替わるんですよね。
結果、AIに任せるのは「生成」ではなく「たたき台を用意してもらう」ことだと思うようになりました。この切り替えで、壁打ちのテンポがかなり変わりました。
10時間かかるはずが1時間になった
一人でLPの構成と文章を整理しようとすると、どこから手をつければいいかで詰まりやすいです。
サービスの説明文を書き始めても、これで伝わるかという判断がずっとつきまとう。そんな迷いから、時間がどんどん経過していきます。
でも、うまく壁打ちできると違います。
気になる点を投げる、返ってきたものに対して反応する。この繰り返しなので、「何を書けばいいかわからない」ではなく「これをどう修正するか」になるので、手が止まりにくいんです。
結果として、構成を固めてテキストベースのLPのたたき台を作るまで、だいたい1時間くらいでした。
一人でやっていたら、同じ作業に10時間はかかっていたと思います。
スピードというより、詰まらずに前に進めたことの積み重ねがこの差になった感覚があります。
画像生成は「短い指示」だと量産品になる
構成と文章が固まってきたところで、画像・素材の問題が出てきました。
テキストだけのLPでは物足りない。でも、どんな画像が必要かをどう伝えたらいいのか苦戦しましたね。
最初は短い指示を送っていました。「Webサービスを使っている人のイラスト」「スマートフォンを持った女性」といった形です。
返ってきたのは、背景の色や場所だけが変わる、似たような画像が続く結果でした。
そこで、参照画像を見せて指示を「A・B・Cの3枚を見てほしい、この雰囲気を参考に新しい1枚を作ってほしい」という流れに変えました。
自分がいいと思う画像を先に見せてから、そこからどういう1枚を作りたいかを伝える順番です。
画像生成の指示は「説明」より「参照」が先だと気づいたのは、この失敗があってからでした。
自分のイメージを持っていないと壁打ちは機能しない
今回LP制作を進めてみて、改めて
AIとの壁打ちは、自分の中にイメージがある人ほど機能すると感じました。
「どんなサービスかまだ曖昧」「誰向けかが決まっていない」という状態で壁打ちを始めると、返ってくるものも曖昧になります。
AIは問いかけに応えてくれますが、そもそも方向性を決めていくのは自分の役割です。
今回は、サービス内容の整理から始めたのが良かったと感じています。
自分で「誰のために、何を提供するか」を先に言葉にしていたから、AIが返してくれたものに対して「合ってる」「違う」の判断ができました。
今の段階では、構成とコピーのたたき台が整い、画像の方向性も見えてきたところです。
LPとしての完成にはまだ手が入りますが、ここまでの進み具合は想定より良かったですね。
思っていたよりハードルは高くなかった。ただ、「考えなくていい」ではなく「考える場所が変わった」という感覚に近いです。
引き続きLPの細かい調整を進めていき、完成したらまた報告したいと思います。

