アプリ開発というと、何度も詰まりながら、時間をかけて少しずつ前へ進むものという印象がありますよね。
わたしもずっと、そう思っていました。
実際、MBTI の就活サポートアプリを作ろうと思ったときも、途中で何度も止まるだろうなと身構えていました。
もっと苦戦するはずだと思っていたんです。
でも実際に進めてみると、印象は少し違いました。
難しさが消えたわけではありません。
それでも、止まる前に確認しながら前へ進める感覚がありました。
今回は、その体験を実感ベースで整理します。
目次
この記事のまとめ
- 難しさが消えたのではなく止まりにくくなった
- AIは次の一手を整理する相手になった
- 構想を言葉にできるほど前へ進みやすい
始める前は詰まる前提だった
新しいものを作るときは、ある程度の覚悟がいりますよね。
わたしも
・途中で止まるだろうな
・原因不明のエラーで時間が飛ぶだろうな
なんて考えて、最初から詰まり代を見積もる感覚がありました。
そして今回のMBTIアプリでも、普通に詰まるつもりでいました。
たとえば、
・16タイプのデータをどう持つか
・判定ロジックをどう考えるか
・画面とデータをどうつなぐか
・誰のための体験にするか
などなど、考えることはたくさんありました。
AIが次の一手を整理してくれた
今回いちばん大きかったのは、AI が次に何を決めるべきかを一緒に整理してくれたことでした。
コードを書いてくれたことも助かりましたが、それ以上に、考える順番を整えてくれた感覚が大きかったです。
手が止まる瞬間は、コードが書けないときだけではないですよね。
むしろ、何から決めればよいのかわからないときのほうが止まりやすいです。
・どんなデータ構成にするか
・どの機能から先に作るか
・この実装であとから困らないか
こういう判断が重なると、初学者ほど整理しきれなくなりやすいと思います。
今回は、その整理にAIくんが入ってくれたので、ひとりで抱え込まずに済んだことが、とても大きかったですね。
相談しながら前へ進む感覚だった
進め方としては、Claude のチャット画面と Claude Code を役割で分けながら使っていました。
全体の方針を整理する→チャットで相談
実際にファイルを見たり直したりする→Claude Code
この分担が、かなりしっくりきたんですよね。
・こういうアプリを作りたい
・流れとしてはこうしたい
・この機能はどう実装するのが自然か
そうやって投げると、AI が構成案や実装案を返してくれます。
こちらはそれを見て、違うところを直したり、方向を足したりしていく。このラリーがあるだけで、前に進みやすさがだいぶ変わりました。
真っ白なところから全部をひとりでひねり出すのは負担が大きいですが、3割でもたたき台が返ってくると判断しやすくなります。
仕事でも少し似ている部分があると思いますが、今回の開発はまさにその感覚に近かったです。
詰まらないより止まりにくかった
この体験を、AI が全部やってくれたから楽だったとまとめると、少し違う点があります。
実際には、疑問は普通に出ました。
・この変更で影響は出ないか
・このコードは何をしているのか
・この作り方でよいのか
そういう確認は何度もありましたね。
でも、そのたびに完全に止まるのではなく、確認して次へ進めたんです。
以前なら、そこで検索して、複数の記事を見て、情報が増えすぎて逆に迷うことが多くありました。
今回は、その場で確認して、自分の意図と比べて、必要なら少し修正してもらう。
この流れで進められました。
だから、詰まらなかったというより、止まりにくかったに近いです。
ここが今までの開発との大きな違いでした。
大事なのは作りたい体験を持つこと
ただし、AI がいれば何でもうまくいくわけではないとも感じました。
前提として必要なのは、何を作りたいのかがある程度見えていることです。
ここが曖昧だと、返ってくるものも曖昧になります。
最初から完璧な仕様書を書く必要はありません。
ただ
・誰のためのものか
・何をできるようにしたいのか
・どんな流れで使ってほしいのか
このあたりを自分の言葉で説明できることは、とても重要だと感じています。
わたしも、最初から全部をきれいに固めていたわけではありません。
それでも進められたのは、どういう体験を作りたいかは持っていたからだと思っています。
ここがあると、AI とのラリーも成立しやすいです。
挑戦までの距離が近くなった
今回の体験で大きかったのは、自分にもできるかもしれないが、ちゃんと形にできるかもしれないへ変わったことでした。
これは小さく見えて、とても大きな変化でした。
新しいことに挑戦するときは、能力だけではなく、そこに踏み込んでよいのかという心理的な距離もありますよね。
アプリ開発も、わたしにとってはまさにそうでした。
でも AI と一緒に進めたことで、難しさがゼロになったわけではなくても、手を伸ばせば届く距離に少し近づいた感覚がありました。
この変化は、これから何かを作ってみたい人にとっても大きいと思います。
前に進める感覚は大きな支えになる
今回の経験を通して感じたのは、今の開発環境では、全部を自力で実装できる人だけが前へ進めるわけではなくなってきたということです。
もちろん技術理解は必要ですし、AI に丸投げして、中身を全く見ないままでよいとは思っていません。
それでも、
・何を作りたいかを言葉にする力
・返ってきた案を見て違和感を判断する力
・必要に応じて方向修正する力
こうした力の価値が、とても上がってきていると感じました。
もし今、あなたが「アプリ開発は難しそう…」「自分にはまだ早いかもしれない」と感じているなら、AI と一緒に小さく作ってみるのは十分ありだと思います。
完璧でなくて大丈夫。まずは作りたいものを言葉にしてみる。
そこから景色が変わりはじめますよ。一緒に頑張りましょう!

